【blog】”こち亀別注”読者が選ぶ両さんの傑作選読んでみました

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【blog】”こち亀別注”読者が選ぶ両さんの傑作選読んでみました

たまーに思い出したように読みたくなるこちら葛飾区亀有公園前派出所=こち亀のベストセレクションを読んで、ちょっと懐かしい気分になっちゃいました。

ジャンプでの連載期間自体もう相当昔のことのように感じるのですが、実は(?)数年前まで連載していたんですよね。

正確には、Wikipediaを見ると76年から2016年まで一度の休載も無く連載が続いていたようです。

80年代のジャンプ黄金期以前にスタートした連載が、90年代のスラムダンク、00年代のデスノートあたりの時代を経て、最近の鬼滅の刃にまで被っているという。

ドラゴンボールに関しては、その前のアラレちゃんの時代からの連載ですからね笑。

これって、一旦ジャンプ読むの止めた世代がなんかのきっかけ(例えば自分の子供が読んでいたから懐かしくなってちょっと読んでみたとか)で戻ってきたときにもまだこち亀があった! みたいな空前絶後の連載期間でもあるんですよ。

特にジャンプの場合、人気がないと10週打ち切り=ずっと最後の方に掲載されていた漫画がいつの間にか終わっていた! という有名なラインがあるわけなので、なおのことすげー! となるわけです。

なんですけど、読者のセレクションになるとやはり最近の作品より昔の作品の方に人気が偏る傾向があるようで。

やっぱりそうか・・・なんて感慨にふけっていたら、初版が96年だったんですね笑。

で、この96年までの作品から、読者の人気投票で上位10傑を選ぶという趣旨のコミックスがこの別注なんですが、一位はやっぱりあの話。

こち亀ファンなら誰でも知っている(?)という、『浅草物語』でした。

両さんの小学校時代の同級生だった、学校一の天才少年・村瀬君。どこでどう道を誤ってしまったのか、ヤクザになってしまった彼が護送中に逃走してしまった、その彼を両さんが探しあて、ケンカをした後に自首させるという、簡単にいうとそんなお話なのですが、その合間合間に昔の回想が挟まれるので、実に味わい深い雰囲気を醸しているんです。

当時ガキ大将だった両さんが、ベーゴマで村瀬君を男にしてあげた話、いじめっ子の上級生から助けてあげた話等々。

子供の頃のどこか暖かい話しと交互に挟まれるのが、まさに今現在の世知辛い現実だったりするあたりにも、なんともいえないリアルが染みてくるんですよね。

『浅草物語』もそうなんですが、”両さんの昔話回”って、ほぼハズレがありません。どれもこれも昭和の下町感満載の話しばかりで、「なんかいいなぁ」という気分にさせられる話が目白押しなのですが、その一方できちんとその時代その時代をキャッチアップしている部分もあったりします。

そのあたりからの名作としては、これどんな時に読んだんだったっけ? という部分の記憶があいまいな、96年の作品『格闘ゲーマー警官登場!!』です。

タイトルは格闘ゲーマーなんですが、格闘技の達人であり格ゲーの達人でもあるという両さんの同僚・左近寺竜之介巡査が、両さんと二人で格ゲーの研究中に、恋愛SLG”どきどきメモリアル”のヒロインの声を聴いてしまったところから、そのジャンルにのめり込んでいってしまうというお話ですね。

初読の際には死ぬほど笑い転げたことをなんとなく思い出しました 笑。

これこそまさにわかりみが深すぎるという奴で、ギャルゲーに堕ちていく同僚・左近寺の変わりようを見ている両さんの反応が、全て見抜いているのに敢えて本人には黙っているというところもなんだか泣かせるのですが、96年にこの作品が出ているあたり、プレステがまだ初代だったころ、PCエンジンから移植されたときめきメモリアル=ときメモが社会現象になったという当時の動きをしっかり抑えた上でのギャグマンガになっています。

あとはもう、部長との掛け合いが笑える『パソコン・モンタージュ』とか、寿司職人との意地の張り合いが笑える『江戸っ子寿司講座』とか、まさにこち亀という話だらけで、割と一気に最後まで読めました。

こち亀が一番面白いのって、100巻以前だと40巻~90巻くらいだったような記憶があるのですが、どこにどの話しがあるのかわからない(あの話しなんだったっけ? となっても容易には読み返せない)というのもこち亀のすごさだったりするので、今後も気が付いた時にボチボチ読んでみようかな、なんて気にさせられました。

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